エアコンの取付には専門的な知識と技術が必要ですので、何も知識の無い方が取付するのはオススメ出来ません。
間違った取付方法によって正常にエアコンが作動しなかったり、また落下の危険もあります。
エアコン取付の専門スタッフに依頼することが望ましいですが、そのためには取付費用がかかってきます。
エアコンの取付費用はいくらなのか、わかりやすく解説していきます。
新しくエアコンを取付ける場合
これまでエアコンが設置されていなく、新品のエアコンを新たに取付ける場合、そのエアコンのパワーによって費用が変わってきます。住んでいるエリアによって異なりますが、4.0kw未満(14畳程度)の場合で、13,000~16,000円、4.0kw以上8.0kw未満(14~18畳程度)で、15,000~18,000円となります。
これには4mの配管、ドレンホース、電線、そして室外機を設置するためのプラロックも含まれています。
ただし室外機の設置場所が同階の地面、またはベランダの場合に限られた費用ですので、それ以外の場所に設置する場合には別途費用がかかってきますのでご注意ください。
中古のエアコンを取付ける場合
新しくエアコンを購入するのではなく、友人や知人、ご家族などからエアコン本体を譲り受けたり、引越し先で取付だけをしたい場合です。こちらも新しくエアコンを取付る時と同様にエアコンのパワーによって費用が異なり、4.0kw未満の場合で、7,000~9,000円、4.0kw以上8.0kw未満で、9,000~11,000円となります。
エアコンの移設費用
現在使っているエアコンを取外し、別の場所に取付ける場合、移設費用として10,000~13,000円必要となります。内訳は、取外し工事で4,000円、取付け工事で7,000~9,000円です。
もし転居先で今と同じエアコンをそのまま使用する場合には、こちらの工事プランをご利用ください。
エアコン取付費用に含まれているもの

エアコン取付費用についてですが、全部で5つの項目が含まれています。
なお、これら以外の項目については、別途オプション料金がかかってくることもありますのでご注意ください。
壁穴あけ
室内機から室外機へ送るための配管設置時に、壁に穴をあける必要があります。木造、モルタル、ALCでの対応が可能で、1箇所まではエアコン取付費用に含まれています。
2箇所以上の場合には、別途料金が必要です。
配管類の取付
配管類は壁や地面に沿ってしっかりと固定します。化粧テープ巻き上げ、サドル止めまではエアコン取付費用内で承ります。
室外機の取付
室外機は平地のみに取付可能で、ベランダ置きか大地置きに限ります。壁に取付したり、2段置きする場合には、専用の架台が必要になり、また工事が必要になるため、別途費用が必要です。
室内機の取付
室内機の取付は、同梱されているパーツを使用します。基本的には同梱パーツのみでの取付が可能ですが、設置場所によっては別途パーツを使用することがあります。
その場合には、そのパーツの費用が加算されることがあります。
真空引き作業
エアコンの取付に絶対に欠かすことの出来ない作業が真空引きです。この真空引きを適切に行わなければ、配管がスムーズに出来なくなり、エアコンの故障に繋がります。
そのために、真空ポンプと真空ゲージを使い、正しく真空引きを行います。
ここまでがエアコン取付費用に含まれているもので、場合によっては追加工事が必要になることもあります。
事前に見積もりを確認し、ご納得した上でエアコン取付工事を行いましょう。
いかがでしたでしょうか?
今回はエアコン取付費用に関することを詳しくご紹介させていただきました。
しかし、こちらでお伝えした費用は、あくまでも「取り付け費用」ですので、業者によって様々な「出張料」などがあり、費用にはかなり大きな差がある事をご了解下さい。
しっかり下調べしたあと、複数の業者に見積もりをとって依頼する事をおすすめします。