エアコンってたくさんのメーカーや種類がありますよね。
こんなにたくさんあるエアコンの中から、どんな基準で選べばよいか、よくわからない方も多いと思います。
価格に重点を置いて選んでいる方も多いようですが、価格だけにこだわらず、他にも注意するべき選び方がありますので、こちらをご確認下さい。
設置場所に適したパワーを選ぶ
これが最も重要な選び方の一つであり、エアコンを設置する場所によって、必要なパワーが大きく異なります。目安になるのは、「○畳用」という表示ですが、パワーが小さければ小さいほど狭い部屋向きとなります。
例えば「冷房8~12畳用」と表示されていた場合、パワーは概ね2.8kwほどです。
しかし「設置する場所は12畳だからこれを選ぼう」と、単純に決めてしまうのは大きな間違いです。
表示の落とし穴
少々大袈裟かもしれませんが、この表示には落とし穴があると思ってください。冷房8~12畳用の場合、「木造」「和室」で8畳、「鉄筋コンクリート」「洋室」で12畳となります。
つまり木造・和室の12畳部屋ですと、冷房8~12畳用ではパワーが足りないのです。
また暑い時期が続くエリアでは冷房、寒い時期が続くエリアでは暖房のワンランク上の機種を選ぶことをオススメします。
電気代に直結する省エネタイプを選ぶ
最近は世界的に省エネが叫ばれており、様々な電化製品で省エネタイプが発売されています。省エネタイプは、電気代にそのまま直結するだけで無く、地球環境保護にも貢献できるメリットがあります。
数ある電化製品の中でもエアコンは大きく電気代がかかるものですので、少しでも省エネ出来るエアコンを選びたいものです。
省エネ達成率
エアコンの取扱説明書などに「省エネ達成率」と書かれた数字を見たことがあるかと思いますが、これは省エネの目標値をどの程度達成しているのかを表しています。つまり数値が高ければ高いほど、省エネを達成していることになります。
しかし省エネ達成率が良いからという理由でエアコンを選ぶのはちょっと待って下さい。
冷暖房平均COP
省エネ達成率よりも重要な数字がこの冷暖房平均COP です。これは消費電力1kWあたりの冷房・暖房能力(kW)を数値化したもので、数値が高いほど省エネ効果が高いエアコンということになります。
例えば「省エネ達成率122% 冷暖房平均COP6.0」、「省エネ達成率128% 冷暖房平均COP7.2」の2つがあった場合、後者の方が効率が良いのです。
まずは冷暖房平均COPに注目して、エアコンを選ぶようにしてください。
使用する機能で選ぶ

エアコンもどんどん進化しており、最近では多機能エアコンが市場で賑わっています。
しかしどれだけたくさんの機能が付帯されていたとしても、使用しなければ無意味な存在ですよね。
当然のことながら、機能が多ければ多いほどそれに比例して本体価格も高額になりますので、本当に必要な機能に着目して選ぶことが大切です。
センサー機能の有無
例えば最近ではセンサー機能が付帯されたエアコンが発売されており、「人のいる位置」「人の運動量」「人の滞在時間」などを察知し、室内温度を調整します。さらに寝ている人と起きている人を区別し、同じ部屋にいながらも、人によって温度が変わるという最先端のセンサーも注目を集めています。
センサー付きの機種とそうでない機種とでは価格も大きく異なります。
本当にそのセンサー機能が必要かどうかを検討し、購入するエアコンを選ぶようにしてください。
今回は、正しいエアコンの選び方として、大きく3つの項目をご紹介しました。
エアコンは決して安い買い物ではありませんので、設置した後に後悔しないためにも、事前によく検討することが大切です。
「今はこのエアコンがトレンドだからこれを買おう!」などと、トレンドだけに左右されないことも大切です。