夏や冬になって久しぶりにエアコンを動かしてみると…臭い!という経験がある方も多いと思います。
見た目やフィルターは綺麗なのになぜ悪臭がするのでしょうか?
特に多いエアコンの原因を、臭いのタイプ3つに分けてご説明します。
酸っぱい臭いや生活臭に近い臭い
エアコンの風が当たるところで、なんとも言えない臭いがしたり、酸っぱい臭いがすることがあります。その原因はエアコン内部にこれらの臭いが付いている事が多いです。
タバコを吸ったりペットがいる場合は臭いが強い
タバコを吸う人がいたり、ペットがいる場所ではエアコン内部に臭いがいつの間にか付着しています。ペットの場合は抜けた毛やフケがエアコンに入り込み、見えない所に蓄積して臭いの元になっていることも多いのです。
タバコは室内で吸っていなくても煙が少し入っていたり、ヤニの臭いが残っているとエアコンにそれらの臭い物質が入り込みます。
エアコンではなく室内に原因があることも…
エアコンの風そのものに臭いはなくても、風にのって室内の何処かの臭いが拡散されていることもあります。エアコンに顔を近づけて臭いがない場合はそちらを疑い、室内のどこに匂いの原因があるのか確認してください。
一般家庭では少ないですが、店舗では意外と臭いの原因が別にあることも多いのです。
普通に生活していても臭いは出ている
普段の生活では気にならなくても、エアコンに蓄積された臭いが風と一緒に吹き出されると一層強く臭いを感じるため、嫌な気分になるケースもあります。キッチンやリビングなど臭いが出やすかったり、人が多い場所では知らずのうちにエアコンのフィルタや内部に臭いがこびりついているのです。
カビ臭い!
エアコンの臭いの問題で一番多い問題がカビ臭さです。春や秋など気候の良い季節は使わなくなる為、その間に管理が適切でないとカビが繁殖してしまうためです。
見た目は綺麗でも…
エアコンのカバーや羽、フィルターなどをきちんと掃除していても、カビは見えない所でどんどん繁殖しています。特にエアコンの内部は湿気が多くなりがちで暗くなっているので、カビの繁殖には最適とも言える環境になっているのです。
繁殖したカビは空気中に飛散する為、エアコンを動作させると空気と一緒に排出されてカビの臭いが発生していることが考えられます。
室外機のカビにも要注意
エアコン内部を徹底的に掃除してもカビ臭さが残る場合は、室外機や配管にもカビが繁殖している可能性があります。カビの胞子は容易に空気中を漂って風に乗るので、エアコン本体とは離れている室外機や配管についていても臭いのもとになることがあります。
どうしてもカビ臭さが残る場合は一度屋外の設備も確認してみると原因がわかることがあります。
天井裏や壁裏のカビの可能性
エアコンを動かして空気の流れが変わると、普段は気になっていなかった見えない場所のカビの臭いが届くことがあります。天井裏や壁の裏、床下で密かに繁殖していたカビの臭いがエアコンの風によって運ばれてしまうためです。
エアコンを掃除してもカビの臭いが残っている場合は、別の場所に原因があるかも?と考えてみてください。
下水道や水が腐った臭い

エアコンは水を多く使うため、排水の環境が悪化することで下水のような臭いがすることがあります。
特に冷房を使う際に臭いがきつくなることが多いです。
ドレン配管の中は汚れやすい
ドレン配管はエアコン内の水を屋外に排出する為の配管で、エアコンを使うと必ず水が流れる場所です。その為長く使うほどドレン配管の中に汚れが溜まり、やがて悪臭を放つようになってしまうのです。
この悪臭をエアコンが吸い上げるため、室内に吐き出される風にも水が腐ったような臭いがしてしまいます。
配管の出入り口も注意
ドレン配管を掃除しても下水道のような臭いが消えないという場合は、配管の出入り口に汚れが溜まっている可能性があります。意外と見落としがちなポイントなのですが、水が溜まる場所なので悪臭を発生させやすい場所になっています。
特に屋外側の出入り口は草やゴミがこびりついて腐り、臭いを発生していることがありますので注意してみて下さい。